トリプルP(前向き子育て)とは?

Triple P という名前の由来
Positive Parenting Program (前向き子育てプログラム)の頭文字を取っています。
日本では前向き子育てプログラムと呼ばれています。

世界で推奨され、研究でも効果が示されている
オーストラリアで開発され、世界保健機構(WHO)が推奨し、世界中の政府や保健部門の専門家に採用されています。
世界30カ国以上で実践されている親向けプログラムで、30年以上にわたり何千もの家庭で試され、600以上の研究によって以下のような効果が示されました。

子どもの問題行動が減る
子どもたちの感情的な問題が減る

親が子育てに自信を持つ
ストレス、怒り、落ち込む感情が減る

子どもとの絆を深める・問題に前向きに対応することができる内容
講座8回全体の内容をご紹介します。
子育ての原則
子どもの困った行動の原因
子どもと良好な関係をつくる方法
子どもの良い行動を増やす方法
子どもの発達を促す方法
子どもの問題行動に対応する方法
子どもの扱いが難しい場面を考えそれに対応する計画の立て方を学ぶ
学んだ技術の実践
やってみた感想をふまえ、各家庭に合った良い方法を考える
セッション終了後も自分で工夫して問題に対応できるよう練習する
子どもと親の変化について振り返る
良い変化を維持する
将来の問題に備える

良い親子関係を形成したり、新しいことを学んだり、良い習慣を促すための子育て技術から構成されていて、具体的で分かりやすく、自分が実践したいものを選んで取り組むことができます。個人セッションではこれらを組み合わせる練習をし、子育ての多くの状況に対応できるようになります。より良い親子関係や子育て技術が身につき、子育てに自信を持てるようになります。

家庭、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が自分自身の可能性を伸ばせるような、家庭環境を創ることを目的としています。

  1. 安定していて、協力的で、仲の良い家庭環境をはぐくみます。
  2. 子どもが、他者と関わり、仲良くするのに必要な技術を教えます。
  3. 問題行動には、肯定的で、一貫性をもち、断固として対応します。
  4. ご両親の「子どもに身につけてほしい行動」を増やします。
  5. 子どもに対しても、自分自身に対しても適切な期待感を持てるようにします。
  6. 親としての自分を大切にできるようにします。

参加者の声

「学んだことを意識して関わると、お父さんっ子だった子どもが私に寄って来るようになって、大好きといってくれることが増えました。今まで家事で忙しく、子どもと関わる時間が少なかったんだなと気づきました。」
「今までは夏休みが来るのが恐怖でしたが、トリプルPのおかげできっと今年は大丈夫だと感じます!」
「学んだ方法で記録すると、癇癪の原因が分かったので、前もって工夫すると落ち着いてきました。」
「怒らないと聞いてくれないから、子どもを怒ってばかりいたけど、トリプルPのやり方でやってみたら、怒らなくても聞いてくれました。こっちの方が私も疲れないし子どもも楽しそうで嬉しいです。」
「今まで一度も教えてくれなかった尿意を教えてくれました!」
「子どもが自分から、あれもこれもと手伝いたがるようになりました。あんなに負担に感じていた園の荷物を片づけさせることが、今ではこちらが声をかけることもなくなり、子どもが自主的に終わらせて嬉しそうにしているので驚きます。」
「言えば分かるんだなと気づきました。」
「怒る回数が減って、笑って過ごせる時間が増えました。」


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